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計算創薬プラットフォームModBind™に関する論文の公開のお知らせ
アリヴェクシス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO 木村 俊 以下、「当社」といいます。)は、当社の計算創薬プラットフォームであるModBindTMに関する論文が公開されましたので、下記のとおりお知らせいたします。
当社計算化学部門ヘッドであるWilliam Sinkoらによる「ModBind, a Rapid Simulation-Based Predictor of Ligand Binding and Off-Rates」と題したこの研究論文は、米国化学会関連誌である「Journal of Chemical Information and Modeling」に掲載されました。本論文では、従来の手法に比べて最大数千倍以上高速かつ、正確な絶対的リガンド結合強度予測を可能にする、当社の画期的なシミュレーション技術であるModBindTMの初期バージョンの方法論、機能検証、および応用の結果について報告しています。当社では、この技術を活用して創薬研究開発を加速することで、すでに複数の自社プロジェクトで臨床候補化合物の同定に至っており、また製薬企業などとの共同研究なども行っています。
<論文情報>
タイトル: ModBind, a Rapid Simulation-Based Predictor of Ligand Binding and Off-Rates
著者名: William Sinko、Blake Mertz、清水喬史、高橋泰輔、寺田央、木村俊(アリヴェクシス株式会社)
雑誌名: Journal of Chemical Information and Modeling
DOI: 10.1021/acs.jcim.4c01805
論文公開日: 2024年12月16日 (オンライン)
【アリヴェクシス株式会社 代表取締役CEO 木村 俊のコメント】
「私たちは、弊社の革新的ModBind™技術に関する研究論文が発表されたことを大変嬉しく思います。過去数年間にわたり、私たちはこの独自技術を開発し、自社での創薬プログラムや製薬企業などの社外パートナーとの協業に適用してきました。その結果として、複数の臨床候補分子の発見を加速することができました。我々の手法は、創薬分野の最先端技術とは異なる統計熱力学理論に基づいており、正確な予測に向けた収束に必要なシミュレーション時間を100~1000分の1以下に短縮することを可能にしています。今回の論文発表が、業界内の議論や革新を促し、高い未充足医療ニーズを持つ疾患に対するさらなる薬剤候補の効率的な発見を可能にすることを願っています。」
計算創薬プラットフォームModBindTMに関する論文の公開のお知らせ(PDF)
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